住職のお話し

29)日蓮大聖人のお会式法要について

春慶寺住職

 日蓮大聖人は弘安5年(1,282年)病気療養のため長年住みなれた身延を後にされ、常陸に湯治に向われますが、10月13日辰の刻(午前8時)、途中立ち寄られた武蔵国池上郷主池上宗仲の屋敷でご入滅されました。
 宗仲は聖人供養の為法華経の文字数と同じ69,384坪を寄進しそこに本門寺が建立されたのです。729年経った今年も厳かにお会式法要が営まれます。
 12日午前10時から宗祖御更衣法要、午後2時よりお逮夜法要、そして日が暮れると池上駅から本門寺までの2キロの道を全国百数十講中3,000人もの万灯練供養が始まり、御入滅時に咲いた時ならぬ桜を模して薄紙で作った花を飾った宝塔を先頭に鉦、太鼓、笛の囃子、勇壮な纏を振って練り歩く姿が深夜まで続きます。
 13日午前7時から特別説法、臨滅度時法要が厳かに営まれます。8時に6老僧日昭聖人に倣い本門寺山主が報恩感謝の鐘を打ち鳴らして3日にわたるお会式法要が終わります。

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東京・永代供養納骨堂の春慶寺Syunkei-ji Tokyo Japan